2021/01/21 18:28

オイルレザーという言葉を聞いたことはありますか?

もし聞いたことなくてもこの名前からどういったものかは簡単に想像ができます。

オイルレザーとは名前の通りオイル(油)が染み込まされている革の事を指します。

タンニンなめしの革の中でもオイルレザーは艶が出やすく人気も高いです。

またオイルがはじめから塗られているということは買ってしばらくは自分でメンテナンスをする必要がありません。やるとしても軽くブラッシングをするくらいで充分です。

経年変化もしやすく手間もそこまでかからないというのがオイルレザーのメリットです。

またオイルが入っていると言うことは若干の撥水性があり水気に強いとも言えます。(水濡れした際にそのまま放置するとシミになってしまうこともあるので濡れてしまった際には充分に水分を拭き取りましょう。)

このようにオイルレザーにはさまざまなメリットがありますが、デメリットもあります。

それは湿気や気温の変化に弱いという事です。これは革製品全般に言えることですが特にオイルレザーの場合は保管方法には気を配らなければなりません。

気付いたらカビが生えていたなんてケースもよく耳にするので。

一時的に使わないのでどこかにしまっておこうといった時にはなるべく風通しの良いところにしまうか乾燥剤などを入れて保管していただくことをおすすめします。

ちなみにプルアップレザーとはオイルの配合量が普通のオイルレザーよりも高いもののことを指します。

オイルの量が多い分、肌触りも滑らかでしっとりとした質感があります。

言うまでもなく使えば使うほど劇的に経年変化していきます。

鼓吹-kosui-ではヌメ革の他、このプルアップレザーを採用した製品もご用意しています。

下の画像の左側は使用前、右側が使用後(1年程度)です。

小銭が入るカードケース ¥6,000+tax

使っていくとこのように上品な光沢が出てきます。

もちろん後から革用のクリームを塗布した訳でもありません。もともとのポテンシャルが高いのでメンテナンスにそこまで気を配らなくてもここまでの変化をしてくれます。

また、プルアップレザーは他の革よりも経年変化のスピードが早いので1年を待たずして革の色の変化を楽しんでいただくことができます。

革製品を大事に育てていきたいけど経年変化を気長に待てない!という方にはお勧めです。是非、ご検討ください。